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性感染症の特徴とは?自覚症状がない場合もあるので注意

2019年12月12日
両手で薬を持っている男性

性感染症と聞くと、多くの人は性交渉(セックス)によって伝染する病気で性器や泌尿器に症状が出るというイメージを抱いています。このような考え方も間違いではありませんが、実際の性感染症の特徴や症状は一般的に思われている伝染病とは違う場合が多いので注意が必要です。

性感染症とは主に性交渉によって病原体が感染する伝染病で、症状が出る部位は性器や泌尿器には限られません。性器クラミジアやトリコモナスなどの病気は性器に発症しますが、全然違う場所に症状が出るケースもたくさんあります。例えばB・C型肝炎に感染すると性器ではなくて肝臓に症状が出て、肝炎や肝臓がんを発症します。クラミジアや淋菌が喉(のど)の粘膜に感染すると、扁桃炎を発症します。性感染症は性器・肛門・泌尿器だけでなく、全身に症状が出るケースが多いという特徴があります。

性感染症は病原体に感染して発病した場合でも、強い痛みなどの自覚症状が出にくいので病気に気づかないケースが多いという特徴があります。性器ヘルペスや男性の淋菌感染症などのように、発症するとすぐに強い痛みや腫れなどの症状が出るケースも存在します。一部を除いてほとんどの性感染症は初期症状の段階でははっきりとした自覚症状が出ないので、病気に気づかずに治療が遅れて重症化させてしまうケースも少なくありません。性感染症の中には放置して悪化させてしまうと全身症状が出て、最終的に死に至るような恐ろしい病気もあります。性感染症は初期症状が軽いので、違和感を感じても治療をせずに放置されてしまう場合があります。治療をしないで放置し続けても自然治癒をすることはありませんし、気づかない間に他の人に感染させてしまったり、合併症を起こすことになります。

インフルエンザや麻疹(はしか)などの伝染病は発症して治癒すると免疫を獲得することができるので、ワクチン接種で予防をすることが可能です。性感染症については、B型肝炎とコンジローマを除いてワクチン接種によって感染予防をすることができません。クラミジアや淋菌感染症などに罹って治癒しても免疫を獲得することができないので、病原菌に再感染すると再発する危険性があります。性感染症の病原体(原虫・細菌・ウイルス)の多くは、人間の体内や細胞の内部でのみ生存・増殖をするという特徴を持ちます。宿主の細胞から離れて空気中や水中に放出されると短時間で死滅してしまうものが多く、日常生活ではうつることはありません。中には人間の体から離れても一定時間は生きられる病原体が存在するので性行為以外で伝染する可能性がありますが、簡単に感染を防ぐことができます。

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